室(むろ)を作る

当地の周りはりんご農家がたくさんあります。
傷りんごなど安く手に入りますので、買いだめします。
以前からママはりんごの保存に頭を悩ませていました。
屋外に置くと凍ってしまうし、家の中ではボケてしまいます。
ボケると言うのはかじった時サクサクとした感じが無くなってしまうことです。
ママはテレビでコンクリート製の集合枡を埋めてむろを作るのを見たらしい。
そんな話しを聞いたと思ったら、もう車庫に穴を掘っていた。
「店にある集合枡では小さすぎるのでブロックで作ったら」と言ったらすぐに買った来た。
急速にりんごがボケようとしているのなら大変なので、パパも協力する事にした。

 ブロックにコンクリを流して頑丈過ぎるぐらいにした。
上部はブロックが見えると安っぽいのでコンクリでお化粧をした。
底は土のままでわらを敷く積りだったが、腐ると面倒なので余っていた玉砂利を敷いた。

 コンパネで蓋を作って一応完成だ。
気の早いママはリンゴとジャガイモを早速入れた。
もういっぱいであるやはり小さすぎたか。
まだコンクリが乾いていないので湿気がこもる、寒い朝は水滴が蓋の裏で凍っていた。
氷点下になってしまう事が分かったので、蓋の裏に発泡スチロールに板を張りつけた。
当地では夜マイナス10℃以下になり、天気が悪ければ終日氷点下である。
したがって室内の温度も氷点下になるものと思われる。
実際に測ってみる事にした。

上のグラフの系列1が外気温で系列2が室内の温度である。
午後6時から翌日の午前4時までの温度変化ですが、思った以上にむろ内の温度は安定していました。
コンクリートを打ってすぐに使ったためか湿気が多くジャガイモが痛んだようだ。
確かに風通しは悪い、小さすぎた為かダンボール箱とむろの壁に隙間が無い。


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