キムチ作り

菜園で取れた大根が放置されている。白菜も余っているらしい。
唐辛子は干してあるが、隣に去年の唐辛子が干からびている。
これはキムチしかないと思った。
特段キムチに知識も思い入れも無い。
単純に冷蔵庫の残り物から料理を決めたような感じです。

まずは唐辛子
キムチ作りのHPはたくさんある。
キムチはひとつの文化だから当然である。
奥が深そうだから、見ているときりが無いからやめた。
ただ、唐辛子は粉やあらびきで買う物らしいことがわかった。

とりあえず、唐辛子をみじん切りする事から始めた。
パパが珍しいことをするので、娘が手伝ってくれると言う。
これが悲劇の始まりだったが、娘は知る由も無かった。
お手伝い
パパが切った唐辛子を娘が拭いてくれた。
次にパパがはさみで割った唐辛子から娘が種を出してくれた。
何の問題も無く作業は半分終った頃、娘が手が痛いと言い出した。
手を洗わせたところ、もっと痛いと泣き出した。
どうしようもないと思ったのか、ママはアミの塩辛などを買いに出かけてしまった。
そのうち口が痛いと言い出した。
手で触ったので唐辛子の成分が付いたのであろう。
みじん切り
娘が戦線離脱したので、パパ一人で作業を進める。
作る唐辛子の量は疲れない範囲で出来る量である。
ママの「そんなに入れるの!」も特に意味は無い様だ。
全てみじん切りにしたところ、思ったより少ない。
しかし、唐辛子のパワーは凄いのでこんなものかとも思う。

思案しているとき手で触ったのか、口の周りが熱くなってきた。
それも段々ヒリヒリしてきた。
娘が泣く訳である。
ママが漬物のつぼを買いに行ったが無く、写真のなべのようなものを買ってきた。
イメージとは違ったが、使い勝手が良いのかもしれない。

大根を切って塩漬にする。
やはり変形大根は切りづらかった。

みじん切りにした唐辛子の一部をすり鉢で粉唐辛子を作った。
これが大変だった。
乾燥が足りないのか、粉になってくれない。
延々とすってなんとか粉にして大根にまぶした。
赤くなった大根を食べてみると辛くない。
恐る恐る味見したのに、これはいったいどうしたことか??
すり鉢ですりすぎて辛く無くなったのか?
内の唐辛子は始めから辛くなかったのか?
ちょっとなめた時は辛かったのだけれど・・・
まあいい、作業を進める事にしよう。
<キムチペースト>
にんにく、しょうが、りんご、イカの塩辛、アミの塩辛、昆布
以上の材料ジューサーにかけて粉砕した。
(ジューサーなんて使った事が無い、ママだって使わない。でもある何でだろう)
唐辛子を混ぜて出来あがり、でも赤くない。
ボールが赤いので良く分からないが、キムチっぽくない色になった。
不安になったが、臭いが凄いのでラップをかけて冷蔵庫へ。
大根とペーストを混ぜて出来あがり、後は待つだけ。
キムチらしからぬ色が腑に落ちないがとにかく終った。
ペーストを混ぜるとき長ネギの千切りも加えた。

ペーストは唐辛子は少しで、にんにくとアミの塩辛をリンゴで薄めたような物だ。
ペーストの味見はしていない。
何故かと言うと怖かったからだ、それに判断出来ないからね。
これで醗酵するのかなあ。
防腐剤のような気がするのだけれど。
キムチは奥が深そうだなあ、運を天にまかせよう。
試食してみたら辛さが足りない。
そこで唐辛子を追加した。
どうも唐辛子の辛さにバラツキが大きい様だ。
噛んでみても辛くない物が多い。
味は深みに欠ける、砂糖を入れていないので醗酵が遅い様だ。

唐辛子を追加したおかげで辛くはなったが、白菜も写真の様に赤くない。
保管場所も問題だ、冷蔵庫には入らない、外では凍る。
玄関においていたが、天気が言い日は温度が高過ぎる様だ。
結局外に置く事になり、今は凍っている。
冬の食材が不足する時期食べると熱くなるし、キムチは良い。
少しは美味しくなっているだろうか?
凍ってしまったので醗酵は進まず、味は変わらない。
ママには不評である。
出来は良くないが私はすっぱい物よりは辛いものが好きなので、ひとりでも食べるぞ!
唐辛子の辛さは量とは無関係であることが分かった。
個体差が非常に大きい。
かんでも辛くないものもあるが、辛いものは舌先にちょっと触れただけで飛びあがるくらいに辛い。
結局キムチ作りは失敗に終った。
いい加減にやりすぎた様だ。
アミの塩辛をみんなぶち込んだのが悪く生臭くなってしまった。
次回があるか分からないが、唐辛子だけは栽培しておこうと思う。


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