殿城山周辺

(2月8日)

身近な所に歩くスキーが出来る場所は無いかと地図を見たら、殿城山周辺の林道が目に止まった。
旧菅平有料道路から入る林道である。有料時代から良く通った道路であるが、通過するだけでした。
車が通った跡があるのでスキーは持たず、偵察に行くことにした。
しばらく行くと道路上の雪が多くなってきたが、車の轍も続いていたので歩き続けた。

ここの所雪が降っていないので雪の上に枯葉などが多く、写真の種を見つけた。
普段見れない自然もあったが、その横は廃棄物処理場になっていた。
山の上の集落のそのまた上に廃棄物処理場が有るのは良く見るところである。
我が家の飲料水の水源は小山を挟んでいるが、ここから1Kmほどの所に有る。
我が家の水は涌き水で特級水と思っていたが余り呑気になって入られないと思い知った。
この林道は意外に旧いものかもしれないと思っていたが写真の祠は新しそうだった。
この山にも戦国時代に山城が有ったので林道の一部は旧いものだと思われる。

そのまま進むと車の轍ひとつになった。クロカンの板を履いたほうが歩き易い道である。
轍に沿って歩いたがどうしてもモデル歩きになってしまう。
こんな山の中で延々とモデル歩きは辛い物だ。
動物の足跡は至るところに有る、それを見ていたら急に猟師に撃たれないか怖くなった。
「イチニ! イチニ!」と声を出して歩くことにした、クマは寝ているはずだし人間が一番怖い。

途中ずっと林に遮られて視界が悪かったが、上るに連れて良くなってきた。
山には登らなかったが、まずまずの眺望であった。
南側は蓼科山が遠くに見える。写真左は太郎山、右は烏帽子岳の山頂が見えます。

帰り道で始めて人に会ったが、その人は鉄砲を担いできた。「あっ イチニ!を忘れていた」

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